薔薇王の葬列

薔薇王の葬列

あらすじ:
ヨーク家の三男リチャードは、男女が混在する体と、オッドアイという異質ともいえる存在で、実母のセシリーから悪魔の子とうとまれて育つ。リチャードは、父のヨーク公リチャードを慕っており、父がこの国に嵐を呼びおこし、必ず王冠を手に入れ帰ってくると父に伝える。その争いこそが、白薔薇の紋章を掲げるヨーク家と、赤薔薇のランカスター家の王座をめぐる争い薔薇戦争の始まりである。

感想:[評価 4.0 /5]
歴史でも習うような薔薇戦争の時代をベースにした作品で、歴史等で言われている内容を、ある程度誇張したり表現を変えて、シェイクスピアの作品に寄せ面白く創作しています。
3兄弟は、長男エドワード=エドワード4世、次男ジョージ=クラレンス公ジョージ、三男リチャード=リチャード3世になりますが、歴史上は、エドワードは3男、ジョージは6男、リチャードは8男になります。兄弟のほどんどは3人以外のほとんどは早逝します。
リチャードに関しては、シェークスピアが描いたイメージは、ずる賢く残忍で、醜悪な体を持つ悪人として描かれ、ほとんどの人がそのイメージを思い浮かべると思いますが、この作品では全く別な描かれ方をしています。
余談ですが、ウォリック伯爵の娘である姉アンと妹イザベルは、歴史上では逆で、イザベルが姉です。
リチャード3世の軍旗に白い猪が描かれてますが、作品中にも登場します。
特に、歴史の内容を深くわからなくても十分楽しめる内容だと思います。

動画配信:
・U-NEXT: 見放題
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※投稿時点の情報になります

BANDAI NAMCO Arts Channel:TVアニメ「薔薇王の葬列」番宣PV

©菅野文(秋田書店)/薔薇王の葬列製作委員会