萬手一体(Out Of Hands)

2025-07-14

2025年4月にSteamでリリースのアドベンチャー。

『萬手一体』は、独創的なカードプレイを通じて、この狂気の世界の裏に隠された真実を見つけ出す、実写風コラージュスタイルのスリラーゲーム。受け入れようが受け入れまいが、記憶の牙はあなたを引き裂き、今のような歪んだ……手だらけの姿に体になってしまった。

引用元：Steam：萬手一体

感想

筆者とAIの評価比較

たく老の評価

評価： (3.5 / 5)

Gemini(AI)の評価

評価： (4.5 / 5)

筆者（たく老）のプレイした感想を含む評価

気がつけば主人公は、手だらけの化け物の姿になっていた・・・という設定の作品で、グラフィックも不気味作品なので、あんまり期待してなかったのですが、手の実写を取り込んでアニメーションさせるスタイルのグラフィックは、気持ち悪くも斬新でした。

ゲームの内容は、カードバトルとアドベンチャーで、キャラクターを別な部屋などに移動させると、その部屋によってポーズなどが変わり、とても凝った作品でした。

Steamのショップページには、日本語はフル音声に対応となっていましたが、日本語の音声は特に無く（というか他の言語らしい音声はなかった）表記しているだけか間違いなのかもしれません。ビジュアルノベルのように日本語の音声が入る作品では有りません。

雰囲気が重要なゲームなので、翻訳部分も気になりましたが、一部普段使わない漢字が使われている以外は、日本語翻訳は良好で、実績解除数も多く、そういった目的の方にも良さそうです。

AI（Gemini）の情報収集による分析・評価

1. ゲームプレイ (25点満点中 22点)

「独創的なカードプレイを通じて、この狂気の世界の裏に隠された真実を見つけ出す」という説明から、単なるカードバトルに留まらない深いゲーム性が期待できます。敵の撃破条件が異なる点や、手（攻撃手段）を増やす戦略、そして「悪夢レベル」のコントロールといった要素が、ゲームプレイに奥深さとリプレイ性をもたらしていると推測されます。難易度選択が可能で、カードゲームが苦手なプレイヤーでも楽しめる配慮がある点も評価できます。

2. ボリューム＆価値 (20点満点中 17点)

「狂気の世界の裏に隠された真実を見つけ出す」というテーマは、メインストーリーの長さと深さを期待させます。複数のエンディングが存在し、一度クリアすると分岐点からやり直せる親切な設計は、高いリプレイ性を保証します。6月のアップデートで新モードやカード、敵が追加される予定がある点も、長期的なプレイ価値を高める要素となるでしょう。価格に見合った、充実した内容が期待できます。

3. 演出＆デザイン (20点満点中 19点)

本作の最大の魅力は、「実写風コラージュスタイルのスリラーゲーム」という独創的なビジュアルデザインにあります。顔を含む全てが「手」で表現されたキャラクターや、異様な世界観は、見る者に強烈なインパクトを与え、精神的恐怖を煽ります。開発者自身の悪夢体験が基になっているという背景も、その異質さに説得力を持たせています。細部までこだわり抜かれたサウンドも、プレイヤーの不安感を高め、没入感を深めるでしょう。

4. 動作安定性 (20点満点中 19点)

Steamのユーザーレビューが「非常に好評（974件中93%が好評）」という圧倒的な高評価であることから、ゲームの動作は極めて安定していると判断できます。バグやパフォーマンスに関する大きな問題はほとんど報告されていないと推測され、プレイヤーはストレスなく独特の世界観とゲームプレイに集中できるでしょう。日本語ローカライズの質も高いというレビューがあり、快適なプレイが期待できます。

5. 独自性＆魅力 (15点満点中 15点)

「すべてが“手”でできた悪夢」という、他に類を見ない強烈なビジュアルコンセプトが、本作の最大の独自性であり魅力です。この奇抜な見た目だけでなく、心理的なテーマを深く掘り下げたストーリー、そして堅実に作られたカードバトルシステムが融合することで、単なる「奇ゲー」に終わらない、記憶に残る体験を提供しています。「論理」「神秘」「行動」という3つの思考がストーリーに影響を与える点も、プレイヤーの選択に重みを与え、深い没入感を生み出すでしょう。

各項目合計点

ゲームプレイ: 22点ボリューム＆価値: 17点演出＆デザイン: 19点動作安定性: 19点独自性＆魅力: 15点合計点： 92点

最終評価（0～5点換算）

4.5点

Geminiの総評

『萬手一体(Out Of Hands)』は、その強烈なビジュアルと心理的なテーマで、プレイヤーの心に深く刻まれるであろうスリラーアドベンチャーゲームだと感じられます。全身が「手」で構成された異形の姿や、悪夢と現実が交錯するような世界観は、集合体恐怖症の方には注意が必要かもしれませんが、それを乗り越えた先には、他に類を見ない独創的な体験が待っているでしょう。

独創的なカードプレイは、見た目の奇抜さとは裏腹に堅実な戦略性を持ち合わせており、物語の真実を解き明かす過程をより一層引き立てます。難易度設定やマルチエンディング、そして今後のアップデートによるコンテンツ追加も、プレイヤーが長く深く楽しめる要素となるでしょう。

ホラー要素、カードゲーム、ストーリー重視型RPG、そして何よりも独創性を求める方には、ぜひ一度この「手」の世界を体験していただきたい作品です。