ハングリー・ホラーズ(Hungry Horrors)
筆者(たく老)のプレイした感想を含む評価
アーリーアクセスの時点でのレビューになります。 システム的にはローグライクのカードバトルで、戦闘で敵を倒す代わりに、敵に料理を食べさせて欲求を満足させて追い払うようなイメージです。ただし、敵からは攻撃を受けるので、見せ方を工夫したカードバトルゲームです。
全体的に可愛らしい雰囲気でとても良く、日本語翻訳も特に問題ありません。
少々気付いた点としては
・デュアルモニター環境で起動した際、特定のモニターに固定されてしまい、普段使っているモニターで表示されない。設定でウィンドウに戻し、表示したいモニターに移動してからフルスクリーンにすれば可能だが、起動のたびにこれを行うことになります。
※下図の全画面のオンオフを切り替えモニターを移動する
・規ゲームの際(初見の場合も)、チュートリアルスキップのデフォルトが「はい」になっている。
正直に言うと、このゲームの説明はわかりにくいので、チュートリアルを一度やらないと余計にわかりにくいと思いました。なので初見の方のためにも、デフォルトは『いいえ』が良いと思いました。
繰り返しになりますが、可愛い丁寧な作りの作品だと思います。正式リリース時の変化がとても楽しみです。
AI(Gemini)の情報収集による分析・評価
項目別スコア
- 技術的完成度: 2.5 / 5.0
- メカニクス: 3.0 / 5.0
- コンテンツ: 2.0 / 5.0
- UI/UX: 3.0 / 5.0
- 演出・シナリオ: 3.5 / 5.0
総合評価:3.0 / 5.0
英国民間伝承を「美食」で読み解く、非暴力的な対話型ローグライトの意欲作
『Hungry Horrors』は、Clumsy Bear Studioが手掛ける、イギリスやアイルランドの民間伝承を題材としたデッキ構築型ローグライトだわ。プレイヤーは料理人として、襲いかかる怪物たちを「討伐」するのではなく、伝統的な料理を提供して「満足させる」ことで事態を収束させていくの。2026年1月19日に早期アクセスが開始されたばかりの本作は、既存のデッキ構築ジャンルに対するアンチテーゼとして、極めて独特な立ち位置を確立しているわね。
■ 討伐から接待へ:コンセプトによるメカニクスの転換
本作の最も優れた加点要素は、戦闘を「調理と提供」に置き換えたシステム設計にあるわ。敵のHPを削る代わりに「空腹度」を満たし、敵の攻撃を「好みではない料理への不満」と定義し直すことで、デッキ構築ジャンルに新しい論理的枠組みを持ち込んでいるの。カード(料理)を組み合わせてコンボを成立させる快感は維持しつつ、フォークロアの知識をゲームプレイに直結させた点は、小規模ながらも確かな革新と言えるわね。
■ 90年代風ピクセルアートと伝承の融合
演出面では、緻密に描き込まれたドット絵が、イギリスの民間伝承が持つ不気味さとユーモアを完璧に表現しているわ。ブラック・アニスやジェニー・グリーンスティースといった怪物たちの造形、そしてハギスやスターゲイジー・パイといった実在の伝統料理が、単なるアイコンではなくゲームの「顔」として機能しているの。この高い美意識に基づいた一貫性のあるアートワークは、プレイヤーを深く世界観へ没入させる強力な根拠となっているわ。
■ 早期アクセスにおけるコンテンツの現状
価格対効果の面で見れば、現在は早期アクセス版ということもあり、総コンテンツ量は発展途上の段階だわ。実装されている5つのバイオームや42種類の料理は、コアなメカニクスを楽しむには十分だけど、数百時間のプレイを前提とするには、カードのバリエーションや永続的なアップグレード要素にまだ拡充の余地があるわね。ただし、現時点で不具合が極めて少なく、100%ポジティブという高いユーザー満足度を維持している点は、継続的な開発への信頼性を担保しているわ。
■ 留意点
明確な欠点として、現在は早期アクセスの初期段階であるため、ローグライト特有の「底なしの深み」を期待しすぎると、コンテンツの底に到達するのが早いと感じる可能性があるわ。また、日本語化はされているけれど、伝承の内容や料理の文化的背景を理解していないと、一部のテキストの面白さが伝わりにくいという、ターゲットの文化的背景に依存する側面があることは否定できないわね。
結論
『Hungry Horrors』は、既存のデッキ構築型ゲームに飽きを感じており、物語性とシステムが密接に結びついた体験を求めるプレイヤーにとって、非常に価値のある選択肢だわ。暴力に頼らないゲームデザインと、精緻なピクセルアートが紡ぐ奇妙な食卓は、インディーゲームならではの知的な悦びに満ちているの。これからのアップデートでさらなる具材が追加されるのが、今から楽しみでならないわね。
投稿時点の情報になります
©Clumsy Bear Studio
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